現行ランドクルーザープラドのディスプレイオーディオ&スーパーライブサウンドシステム付き車の音質改善をご用命いただきました。
純正14スピーカー付き車のフロントスピーカーとサブウーファーを交換し、DSPでコントールする事で、スピーカーの存在を感じさせない、リアルな音楽体験が可能となります。
現行ランドクルーザープラドのディスプレイオーディオ&スーパーライブサウンドシステム付き車の音質改善をご用命いただきました。
純正14スピーカー付き車のフロントスピーカーとサブウーファーを交換し、DSPでコントールする事で、スピーカーの存在を感じさせない、リアルな音楽体験が可能となります。
サウンドシステム付きなので、純正スピーカーも通常より良さそうなスピーカーが付いています。
“BLAM”WS6.80をドアに取り付け。
取り付け奥行きが物凄く深いのですが、プラドなら楽々取り付け可能です。
インナーバッフルは金属の”D-baffle”を使用しました。
腐食の心配がなく、長い期間安定して使用でき、スピーカーの背圧を考慮された設計なので、低音域の質感もアップします。
純正はフロント中音域を担うスコーカーと、ツイーターが付いています。
スピーカーの数が多いだけで、ツイーターにハイパスフィルターが付いていますが、スコーカーにローパスフィルターは付いていません。
再生する周波数が被っている&角度も違うので、明瞭な音の再生はできません。
“BLAM”LFR50を純正位置に取り付けし、純正ツイーターは取り外しました。
5cmのフルレンジスピーカーで、高音域も再生でき、小口径ながらしっかりインストールしてあげる事で、かなり低い音まで再生可能です。
画像では見えませんが、能力を最大限に活かすため、バックチャンバーに入れてます。
助手席シート下には”BLAM”MSP25を取り付け。
シート下にも取り付け可能なほどコンパクトな筐体ですが、25cmのサブウーファーで低音の質感・量感ともに本格派。
このタイプでは珍しいアンプレスですので、質の高いアンプとの組み合わせが可能なモデルです。
運転席シート下には、各スピーカーをコントールする”HELIX”DSP MINI MK2と、コンパクト4chアンプ”Carrozzeria”GM-D1400-Ⅱを取り付け。
横にある黒いカバーで覆われているのが純正のアンプです。純正マルチアンプでしたので、フロントドアスピーカーとダッシュ上スコーカー+ツイーターの音声をミックスしてDSPに入力しています。
ミックスした音声信号を、イコライザー使って正しい周波数になるように調整していきます。
ドアウーファーとスコーカーのクロスオーバーポイント付近で大きく周波数の乱れがありましたので極力フラットになるようにします。
ディスプレイオーディオ特有の強制エフェクトの確認と、それを元にした各スピーカーのクロスオーバーポイントの決定、エフェクトによって位相がズレている音域はタイムアライメントの実測があてになりませんので、耳で確認しながら良いポイントを模索していきます。
物凄く時間のかかる調整作業でしたが、なんとか音楽が楽しめる音質まで持っていくことができました。
これ以上の音質をご希望の場合はDSPの外部入力を利用してDAPや音楽再生専用機の導入がオススメです。
改善が難しいディスプレイオーディオですが、最善を尽くしてシステムのご提案、調整させていただきます。音質にご不満の方は是非ご相談ください。